ツブルという学者が観察して発見

太陽系の中心は太陽。

地球は、太陽から約1億5000万キロメールのところにある。この距離をIAU(天文単位)と呼ぶ。

太陽系の惑星のなかで、いちぱん太陽に近いのは水星で、いちばん外側は冥王星。

太陽から冥王星までの平均距離(冥王星は楕円軌道なので、その時々によって距離が異なる)は、39・5AU。

つまり、地球までの距離の39・5倍も離れている。

太陽系だけでもこんなに広いわけだが、宇宙には、いったい果てはあるのだろうか。

答えは、「分からない」。

というのは、宇宙は膨張を続けているからだ。

宇宙が膨張していることは、20世紀のはじめに、(ツブル(1889~1953年)という学者が望遠鏡で観察して発見し、定説となっている。

さらに、その前にアインシュタイン(1879~1955年)が予想していたことでもあった。

重力とは何かを考えているうちに、アインシュタインは、宇宙が膨張しているに違いないと推論したのである。

宇宙が膨張しているとしたら、最初は小さかったのではないか、という推論から導きだされたのが、ビッグバンの考え方。

高温高密度の火の玉が大爆発して、宇宙が始まったとする説だ。

これがだいたい、100億から150億年前と推定されている。

では、そのビッグバンの前はどうだったのか。

その時点での宇宙は真空で、真空のエネルギーから急激な加速膨張が起きた、とするのが素粒子論に基づく「インフレーション理論」と呼ばれるもの。

このように、宇宙について考え出すと、距離的にも時間的にも、とんでもないスケール。

よく映画などで目にする「宇宙空間で生身でいると即死」は本当なのか?

実はこれすでにアメリカで真空減圧実験されており、訓練された人は1分までは生存可能と確認されている。

ではなぜ死に至るのか?

真空状態での死亡原因は、低圧のために沸騰点が低くなり、体液が沸き上がって気化すると窒息である。

1965年ジョンソン宇宙センターで真空に近い低圧状態に15秒間露出される事故が起きた。

事故の当事者ジム・ルブランは失神しただけで生存しこんな証言を残している。

「口の中の唾液が沸騰し始めた」と。

実際に宇宙空間に生身で出て行けば、数秒程度は気分が怪異だろうが我慢すれば精神もしっかりしている。

まだ血に酸素が残っているので、脳が正常に動作するのである。

しかし、それからまた数秒程度経ってから、酸素が循環されなくなると肌も青く変わってくる。

そして、酸素欠乏で意識を徐々に失うことになる。

脳の酸素欠乏が原因で痙攣が発生することができる。

このまま放っておけばそれだけで死ぬようになっ、事実上の寒気を感じる前に死ぬことになるということだ。

なので「宇宙空間で生身でいると即死」は科学的には都市伝説のようだ。